0人が本棚に入れています
本棚に追加
琴音「アンギャー、アンギャー!」
母「さすがに真似しても赤ちゃん感は出ない。全然ない」
皆「ははははは」(笑い)
父「あの頃と言えば、夜にお父さんが仕事から帰ってくると、お風呂の声が玄関でもけっこう聞こえてくるんだよ。リビングにはいつも笑い声が聞こえたよ。うるさいくらい」
健斗「だって、面白かったからね」
琴音「気がついたらお風呂のドアのガラスの向こうからアプリ(犬)が覗いてたり」
健斗「高いところからね。お父さんが持ち上げてたからね」
父「上に住んでいた小川さんの奥さんから、『いつも元気で良いですね』、とか言われてたよ」
健斗「それ、嫌みで言ってたんだったりして」
母「私も最初はそうかもと思ったけど違ったわ。子供好きだったから。しばらく実家に帰ってから戻ってくると、『子供たちの笑い声が聞こえなくて淋しかった』って言われたりしたから」
琴音「でも、アメリカに来てからは一緒にお風呂に入れなくなったよね」
最初のコメントを投稿しよう!