白狼無知で反逆戦線

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「敵襲!」 戦闘員が叫ぶ前に白狼が広げた爪で一閃する。勿論、殺さない。戦闘不能程度に とどめている。後から続くガンタイ達に、周りの制圧を任し、自分は先に進む。 「新手の魔法少女か?」 「えっ、てか、白さん?」 「ゴメン!ゴッメェェェン!!」 元同僚達の悲鳴と驚愕に謝りながら、攻撃を繰り出し、上に続く通路を駆け上がる。 アームスを起動させる奴もいたが、今の白狼の敵ではない。 「白、どうした?その恰好!まさかぁ」 「いや、結構ありじゃね?俺、凄い興奮するよ。」 「ゴメ、ん?うーっ!馬鹿ぁ!!」 様々な感想を述べる仲間を蹴散らし、広い空間に出た。そこには様々な服装と装備の少女達が拘束されている。先程、戦ったガールズランスの姿も見える。 「助けにきた!じっとしてて。」 叫んだ後、一呼吸を整のえた後、爪を突き出し、一気に彼女達の間を駆け抜けた。 拘束が綺麗に解かれ、地面に座り込む少女達。ランスがこちらを見上げ、不思議そうな顔をする。 「君はさっきの…?」 「説明は後!ここは任せて。外の敵を頼む。」 短く告げ、走り抜ける。まだ、仲良く会話するほどの仲ではない。でも、いずれは… 白狼に礼を言う正義の味方達を通り抜け、最上階に上がった。 「待っていたぞ。白!」 そこに立つのはガイスト。いつもの優しい口調ではない。武器である大剣を抜き、 こちらに向けている。やっぱり、こうなるんだ。 「上の奴等は?」
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