シマちゃん

子供たち

シマちゃんには全部で7人の子供がいました。

一人はミッちゃん。男の子。
生まれて一週間でなくなりました。
昔のことなので原因は不明です。
シマちゃんは初めての子供であるミッちゃんのことが恋しくて、亡くなってから一週間毎日お墓参りに行っていました。

それから、ハルちゃん。女の子。
この子はとてもきれいな子で、のちにミス岡山になりました。
しかし、まだ小さいときに、縁側で冷やしていたまだ熱い天ぷら油を顔に浴びて大やけどするところでした。なんとちょうどその時、近所のおじいさんが立小便をしていて叫び声を聞きつけ、小便をかけてもらいやけどの痕が残らなかったそうです。

もう一人女の子。ミサちゃん。
日本人離れした顔立ちをしていて、戦後にアメリカ兵にかわいいので追い掛け回されました。シマちゃんはさらわれないかと、とても心配しました。のちに美容師になり活躍します。とても字が上手でした。

次はセッちゃん。男の子。
この子は体が弱く病気がち。
小学校のころはよくいじめられていましたが、意地悪なガキ大将を殴ってからはいじめられなくなったそうです。
高校生になるころには体も丈夫になり、ラグビー部に入って活躍しました。

サーちゃんは男の子。
セッちゃんととても仲が良く、セッちゃんがいじめられているといつも仕返しをしてくれました。とても話が上手で将来営業マンで活躍します。いつの間にか、カナダに移住していきます。そして海外でビジネスを展開するようになります。

そして、ユウちゃん。女の子。
この子は看護婦さんになりたかったのですが夢がかなわず、結婚してからは家の近くの工場で定年まで頑張って勤めました。とても働き者で、体も丈夫です。何でもできる人で、兄弟の仕事が忙しいときには時々手伝ってあげていました。

最後はイッちゃん。男の子。
甘えん坊の末っ子さん。小学校1年生までシマちゃんのおっぱいを飲んでいました。
学生時代は柔道の選手で活躍しました。
将来は、お嫁さんとラブラブでとても幸せに暮らしました。

シマちゃんはこの子供たちの幸せの為に、シマちゃんらしく関わっていくことになります。