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25歳。この結婚適齢期に思うことは2つ。いかに良いパートナーを見つけるか。もう一つがTSUTAYAに置かれている映画を全部見たいと思うか。良い映画に出会って問題だらけの自分を認めて貰えた気になる。それは『誰が為に鐘は鳴る』かもしれないし、『ティファニーで朝食を』の様な名作達かもしれないし、マイナーな、まるで知られていない発掘に似た作業の末出会う映画。まるで自分の為に作られたような映画、劇中の誰かの何かの一言。それが胸を打つ。ということは、映画に救いを求めているのだろうか。人生の分かれ目に無意識的に人は言葉を求め映画を見。本を読み、人生の指針を探しているのかもしれない。初デートで映画に行くのは私は好まない。これから二人の世界を築こうかという最初の最初に他人の言葉を聴いて
その感想が二人の言葉なんてもったいない。
結婚して時間が経つと会話が無くなる。と、聞いたことがある。私が映画館でみた50台とおぼしき夫婦はそんなことはあるまい。上映前の薄暗い中でレディーファーストを忘れていなかった。ただ、男性は状況が整ってから、『あぁ、これならやっとくか』という計算。男性は割り算である。何かの罪を割っている節がある。
かくいう私は恋人と見た映画の展開が気に入らない中、泣いている恋人の頭を撫でた。『分かるよ』とでも言うように。
どんな罪を背負っていたかは忘れてしまった。
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