灰塵イレブンと乙姫

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灰塵イレブンと乙姫

人と海の生物が共に生きた時代に、月から猿の魔神たちが地球を自分たちのものにする為やってきた。 海の乙姫は、猿の魔神に化粧水を奪われる。乙姫の化粧水には、若さを保つ為のエキスが入っている。化粧水の効果が切れると乙姫は若さを失う。 乙姫「若さの花が枯れていく」乙姫の髪は、艶のあるものから、傷んだ髪に変わっていった。顔はとても見られるものではない。能面で自分の顔を隠す乙姫。 猿の魔神「これが乙姫の化粧水か」化粧水は、海の命のエキスから作られている。海から生まれた命ならば化粧水の力で武器に変える。猿の魔神は、お昼に食べたカニ鍋の残りを乙姫の化粧水に入れた。化粧水は、カニの甲羅を鎧に変えた。 猿の魔神「これがガニマタの鎧か」猿の魔神は、海の魔蟹(まがに)クラブ・ギャンブルをカニ鍋にして食べた。魔蟹の甲羅は、暗黒ロボ海武道(うみぶどう) ニカテンを目覚めさせる鍵の一つ。月の民である猿の魔神は、文献で乙姫の化粧水が魔蟹の甲羅の呪いを解き放つ力がある事を知っていた。 猿の魔神「これで一つ目の鍵は手に入った」にこにこする魔神。油断していたのか、二人の戦士の槍が猿の魔神の兜を貫いた。     
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