一杯目

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 思わず、ジッとホワイトさんの様子を伺ってしまう。  パッと見た感じ、華奢なイメージだったのに、そばで見ると白いシャツの下は結構鍛えていそうだ。 「いつも、この時間だけど、大学生?」  テーブルを吹き終わったのか、ホワイトさんは優しく笑いかけながら、気安い感じで話しかけてきた。 「あ、いえ」  俺は両手で持っていたカフェオレをテーブルに戻すと、ホワイトさんへと視線を向ける。  やっぱり、この人、綺麗だなぁ、と、つくづく思いながら。 「ここで警備のバイトやってるんです」 「えー?そうだったんだ?私も、ここは半年近くなるけど、気が付かなかったなぁ」  半年ということは、俺と同じだけ、ここにいるってことか。
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