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二人とも番号札を持ってきている。何か食べ物も注文したのだろう。
「ありがとう」
笑顔を浮かべた『ナミちゃん』は、トレーを受け取る。その笑顔が胡散臭く見えるのは、俺だけなんだろう。
男どもはそんな『ナミちゃん』に嬉しそうな笑いを浮かべながら隣のテーブルの席に座った。
こいつらのツレにだけは見られたくないなぁ、と思いつつ、マグカップを手にしてフッとカウンターの方に目を向けた。
「えっ?」
つい、驚きが声に出てしまったのは、なぜだか久しぶりに見る姿があったせい。
いつもショッピングモールの店で見る姿と同じ格好のホワイトさんがいたからだ。
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