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男達はその場を立ち去ろうと後ろを向き歩きだそうとした
?「……おい。逃げる気か?」
?「……!?」
男達は一斉に振り返った
そこには撃ち殺したはずの男が立っていた
そこには血の跡もなく怪我をした様子もない男が存在していた
?「なぜ生きている!お前は今私が殺したはず!」
?「だからお前がじゃないだろ。お前の部下が俺を殺そうとしたんだろ?」
?「そんなことはどうでもいい!何故生きているのかを聞いているんだ!」
?「おいおいおい。聞いたからって何でもかんでも答えが返ってくると思うなよ。……まぁいい。冥土の土産に教えてやるよ」
と男は話し始めた
?「まずお前達は俺の顔を見た時点でもう俺の能力にかかっているんだよ。正確には目を見た時だがな。俺の目はちょっと特殊でな。幻覚を見せることが出来るんだよ」
?「げ、幻覚だと!?そんなバカなことがあるか!」
?「現にお前達は俺の幻覚を撃ち、殺したと思ってぬか喜びしていただろ?……それと幻覚だけの能力ではない」
?「な、なんだと!」
と言った次の瞬間周りの精鋭部隊達が倒れ込んだ
?「なっ!お前達!」
と精鋭部隊達を見る男は血を流した精鋭部隊達を見ておどおどし始めた
?「これが俺の能力。幻覚を見ている者達の感覚を無くし、能力を解除した時にその感覚が戻り現実となる。刃物で斬った場合はそこに切り傷が発生し出血し、銃で撃たれた場合はそこから出血し、死に至る場合はその場で倒れ死に至る。……状況がわかったか?」
?「ま、まさか……お前が……噂の「悪魔の眼(デビル・アイ)」だとでも言うのか!」
?「……まぁそう言われることもあるが俺には呼び名などどうでもいいんだがな」
?「……だ、だがそんなこと……武器は持っていないではないか!」
?「…………」
と男の右手と左手が光り出した
?「……!?」
光った右手と左手に剣と銃を持っていた
?「こうして武器を出すことが可能だ。もちろん出すことも出来れば消すことも出来る」
持っていた剣と銃は光出し、すぐに消えた
?「そしてお前は俺の顔を見た。つまりお前はまた俺の能力にかかっている。俺の能力を解除すると……もうわかるよな?」
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