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今自分はおやげねえことに、階段から転落して、右の背を強打して、治療中だ。もう12月より50日も会社を休んでひたすら骨の付くのを待ち、体の回復に努めていた。胸に肋骨バンド、肩に鎖骨バンドをつけて、基本安静にしている毎日だ。
余生時代のさなか、毎日を本当に質素に倹約を重ね細々と送りつつ、月10日ほどのバイトに行ってた先での転落事故で、右の肋骨7本と右の鎖骨1本を折るけがをしたが、幸い頭は打たず目立った外傷はなし。
回復もまあ順調かなあ、なんて思っていた矢先に、そう1月の終わり頃のこと。なんか変んだよ。ここ2、3日変だ。息をするのにとても苦しい。朝起きて、2階から1階へ階段を下りてくる。ダイニングに着くころには息が苦しくなる。すぐ食卓の椅子に座る。大きく息を吸おうとしても空気が入って行かない。仕方なく肩を上げて胸を開いて深く吸い込もうとするが、入らない。短く何回もハアハアと息をする。やっと楽になる。座ったまま何もする気にならない。
今までこんなことはなかった。
2階に用事がありゆく。階段を上がり、ごく普通に歩いたつもりだが、2階に着くころには息が苦しくて、無理に吸い込まないと空気が入らない。止まってハアハアして無理に息をしないと苦しい。
今までこんな事は有ろうはずがない。第一、生活している毎日の中で、空気を吸う、呼吸するなんて改めて意識したことはない。さあ胸いっぱいに息を吸うぞ、なんて構えたことはない。学校でラジオ体操の終わりの深呼吸位だ。ついでに呼吸しているという、くくりであって。呼吸してることを意識して、毎日の生活をするわけでゃなく、普通は。
と言うことは今は尋常ではないなと気が付いたのだ。 もしかしたら、大分おやげねえ、状態になってしまったのかもと言う不安がよぎっている。
その冬の始まり頃から、飼いネコのグレンが、よいよいになり、急に。オスのカリフオルニアスパングルドで5キロある大猫。寝てて、急によろよろ立ち上がり、しゃくしゃくと身震いのような格好をする。で近くの病院の先生に見ていただいて、心電図レントゲン、エコー検査などで、心臓の不整脈が解りおくすりで様子見ることになった。その後い、元町に専門のお医者さんが来られるというので、紹介して頂いて指定日の夜8時ころ連れていって、見ていただいた。
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