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猫も悪い気はしないようで、にゃあにゃあ言えばおいしいエサがもらえるので、もうかなりおじさんなのだが思いっ切りいい声で鳴いて相手の気を引いてる。
猫の為だけに通う。そうは言うものの、まあ猫も大切で。頼めるのは子供たちしかいない。彼らにはしかし彼らの生活があり、何でもかんでも頼むとは言えない。姉は原則水はだめで、週末も用事があることが多い。真ん中の男の子はもともと水曜日は帰って来ていた。週末はこちらにいる。毎日いなくても餌と水を上げとけば一日おきでも問題ない、猫は。それより個人の生活が大切。
ただ頼むなあ、と言うだけでは親子と言えども、言葉が独り歩きして、やってもらえるはずがない。コンビニでお金をおろして、スーパーで、すぐ手間暇掛けずに、焼いて食べれる肉や焼くだけの干物やシャケの切り身などを買い置きしとく。
野菜もバラエテイ―に富んで種類を多く求める。野菜が高いとかいっていられない。ハアハア言いながら。ホームセンターで猫のトイレの砂とキャットフードの買足しをしておく。座ってじっとしていると空気は吸えてそう苦しくない。が動くとてきめんに苦しくなる。肩を上下して、横隔膜の動きを大いにサポートしてあげないと無理、空気が吸えなくて苦しい。胸を開いて良い姿勢になり、鼻から気管に真っすぐ空気を送らないと、入る量が制限され余計苦しい。
入院の予定なので着替え、長そでシャツの下着、ながいももひき、防寒具パジャマ、歯磨きセットとせっけん、ラジオ、パソコンそれに肋骨バンドと鎖骨バンド。紙コップ、魔法瓶を持参して大学病院に着いた。大きいバッグ2個と自分の小さい書類ケース1つ。
院内は暖房が効いていてとても熱い。ひたすら熱い。順番を待つ人が沢山居る、広い待合のフロアーに。診療科もたくさんあるので患者さんが多いのは当たり前だが、それにしても多い。混雑と言うような、統制の取れてないさまを意味してはいないのだが、広いフロアーに専門科が沢山あり、その前の椅子に整然と沢山の患者さんが座り順番を待っている。みんな大変なんです。
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