今の自分は、おやげねえことに。

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 やっと呼吸器内科の受付から中に入るよう指示されて、中に入るとこれまた大変で、中は10個程の部屋に分かれていて、6番の前で待つように言われた。やがて呼ばれて、診察室に入ると、ここでも女性の聡明そうでスマートなスタイルの先生が対応できるように。聴診を終えて、CTを取るように言われて。その後画像を見ながら、右に液体、なにかは不明だがある。ただし血液かどうかわかる造影剤で見てるので、血液ではない。  入院してもらうのだが、今日は緊急入院した患者さんの都合でベットが足りず、明日午前中に入院してくれ、とのこと。おやまあ今日入院できると思い最後の力で、着替えや日用品を荷ずくりして詰め込んで、ここまでやっとの思い来たのだが、また帰るのか、とほほ。  本当に最後の力を振り絞り来たので、これ以上動くのが苦しくて。今日は病院につけば後は治療してもらえるからと思い、力を本当に最後の力で来たのに。荷物ためにコインロッカー有りませんか、無し。荷物どうする。真ん中の子が、心配してくれて、仕事午後休みをもらい小田原から駆け付けてくれるという。ラッキー、ラッキー。それを待とう。それにしても熱い。暑い。 まあ予測不可能なことはいつでも起こるものだが、どうしてか何の処置もしてないのに今の方が、昨日よりは苦しくない。不思議だ。きつくない。  昨日の町医院の時がが最悪だった。自分の症状が最悪の状態で受診したところがその医院で、処置は適切なのだが、自分自身への精神的ショックは再起できぬほどの大きさで。聖マリは今日は入院は出来ないものの、理由が分り大分安心できた。道筋、今後の、が見えた気がした。  翌日、十時過ぎに入院手つずきで11時ころには病室に入り入院完。入院の経験がない。意外と簡単に終わったけれど、これでいいのかなあ。病院用のパジャマに着替えて待機してると、これから処置しますということで、ベットで横になり右横の肋骨下から2本目位に穴を開けて、水の排出。  中からオレンジの液体。それこそどくどく出る。見るとホースは黄色みかかったホースで直径1センチはある。まさかあのホースがそのまま肺と言うか、胸膜内に入ってるんじゃないだろうなあ。引いたら抜けたりしないよな。抜かないときはホースをかんしで挟んで流れを止めていた。だが脇腹のホースからかんし迄の間は液体が充填されていて、まだまだほとばしり出そうだ。  
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