K先生のこと

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K先生のこと

 K先生は私が中学の時の英語科の先生だ。     生まれて初めての英語の授業、ドアが勢いよく開き、 「グッド・モーニング!」 と叫びながら飛び込んできたK先生。  授業の始めにギターを演奏しながら英語の曲を歌ってくれた。  比較級の学習をする時は「~er」のところで「高島屋(や)~」という駄洒落(だじやれ)をとばし、その明るさはまるでアメリカ文化に初めて触れたような衝撃だった。  さすがに同じ歌と駄洒落が三年間続くと多くの生徒は飽きたのだが、私は英語が大好きになった。
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