ゆらぎを見つめて

いつもより少し忙しかった一週間が終わった。
特に予定のない金曜日。
むしろ予定がなくて好都合。
楽しみにしていた時間があるのだ。

シャワーで済ませがちな平日とは違いゆっくりとしたバスタイムが過ごせる今日。
長風呂出来るように少し温度を下げた湯船。

この間もらった湯船に浮かぶキャンドルに火を灯す。
脱衣所の電気は点け、風呂場の電気を消す明るさがちょうどいいらしい。
オレンジ色の炎がゆらゆらとゆれている。
水面のゆらぎも手伝って更に不規則にゆれるオレンジ色。

何も考えずに見つめていたら30分も経っていた。
少し温まり過ぎた気もするがそれは問題ない。
お風呂に入る前に冷凍庫に移しておいたとっておきのビールがあるからだ。