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あのぐちゃぐちゃになってしまった糸の中から彼の物を見つけて結び付ける事は俺には無理だ。
ほどけないのか?と言われればある程度は可能だが、あのタイプはほどく端からさらにぐちゃぐちゃに絡んでいく為、きりが無いのだ。
会計様は難しい顔をして黙り込んだ。
暫く経ってから
「……少し考えさせてくれないか?」
と言われた。
「別にかまいませんよ。
何かあったら連絡ください。」
そう言って、彼に俺の携帯の番号を教えた。
部屋に帰って、この糸の先が繋がっているのも後少しなのかと思ったら、少しだけ泣けてきた。
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