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どういう事だ?と思う。
この学園の人間と繋がっているという事だろうか。
だとすると、朝俺よりも早く寮を出ている。運動部の誰かなのだろうか。
刹那、無表情に、淡々と糸の切り方を話すあいつの姿が脳裏をよぎる。
俺の糸が誰と繋がっているかを知っていて、あんな事を言ったのだろうか。ムカつきに近いモヤモヤとした感情が、腹の奥にたまるのが分かった。
寮の周りをぐるりと一周した。やはりこの糸の繋がる先は寮内にいるらしい。
その糸を手繰り寄せる様に、1階から確認する。
心臓の音が、やけに煩く感じた。
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