『カラビンカ謡え(うたえ)』

3/3
前へ
/3ページ
次へ
〔迦陵頻伽(カリョービンガ、サンスクリット語ではカラビンカ)について〕 迦陵頻伽(かりょうびんが、迦陵頻迦とも。)上半身が人で、下半身が鳥だという想像上の生き物。『阿弥陀経』には迦陵頻伽が、共命鳥とともに極楽浄土に住むとしている。仏教における想像上の生物でサンスクリットの kalavinka の音訳。妙音鳥とも意訳され、鳴き声がことのほか美しく妙であるといわれている。 中国の仏教壁画などには人頭鳥身で現れるが、日本の仏教美術では有翼の菩薩形の上半身に鳥の下半身の姿で描かれてきた。敦煌の壁画には舞ったり、音楽を奏でるものもいた。時にコミカルに描かれる。 一般に迦陵頻伽が描かれていれば、その図像は浄土を表現していると理解され、同時にそれによって如来の教えをたたえることを意図する。 ●雅楽 雅楽に仏供養に際して迦陵頻伽の舞を表現する演目として迦陵頻(かりょうびん)があり、胡蝶と対で舞われる。 ●漫画 CLAMPの漫画作品で、古代インド神話をモチーフにした『聖伝-RG VEDA-』に病弱な歌姫として迦陵頻伽が登場する。 ( 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』の解説に加筆。
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加