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「ゆかちゃん、もうちょっと飲みに行かない?なんかまた元気ないよ?」
そう言って町田は結花の肩に手を回した。
そんな様子を千香は心配そうに見ていた。
「はい。行きます」
「そっか。じゃあ行こうか?」
「千香ちゃん、ごめんね。結花ちゃん借りて行くね」
ニコッと笑った町田と、千香の戸惑った顔が結花の目に入る。
「千香、ごめんね。ありがとう。私は大丈夫だから」
「でも、結花。結構飲んだし本当に大丈夫?」
千香の心配する顔に、結花は少し笑って見せた。
「じゃあね、千香ちゃんおやすみ」
そういうと、結花を連れ立って人気のない路地裏に入ると2人は歩き出した。
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