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（仕方ないよね……送別会行かないなんてできないしね）
なんとか頭を切り替えると、仕事に打ち込むことにした。
（行きたくない）
そんな気持ちしかなかった結花は、なんとか行かくてすむいい訳を考えていた。
「結花、もう終わる？」
しかし後ろから聞こえた千香の声に、諦めたように結花は頷くと席を立った。
「なんか暗い顔してるね……せっかくの金曜日なのに。どうしたの？」
「うん」
本当に浮かない結花の顔に千香はまあ、「とりあえず行こうか？」と声を掛けると、２人は歩き出した。
送別会の場所は、会社近くの居酒屋風バルの個室を貸し切って行われる。
開始の時間までまだ１５分ぐらいあるが、同じフロアにある営業部と海外事業部、そして関わりあった人達も加わり、３０人以上と沢山の人が集まっていた。
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