01;消えた日常

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目が覚めると白い部屋に居た 「・・・・死んだのか?此処は天国?・・・」 「違うよ、神域の狭間だよ」 「・・・・」 「警戒してるね、僕は神だよ、君の世界のではないけどね」 神と名のるその者は 10歳くらいの綺麗な男の子だった。 「名前を聞いて良いかな?」 「・・・春斗」 「ハルト君か・・・苗字は?」 「・・・・」 「教えてくれないかな?」 「新条・・・」 「シンジョウ君ね、君には是非僕の世界で世界を救って欲しい、難しく考えなくていい自由にしてもらって構わない、君の存在が世界を変えて行ってくれると思う」 「異世界?」 「そうだよ、魔法と妖精の居る世界、魔獣も居るけどね、最初からチートな才能を付与するから問題ないよ」 「へぇ~・・・魔法か・・・」 目が輝いたのを見逃さない神 「さあ、第2の人生楽しんで」 俺はガシッと神の手を握ると、 「よろしくお願いします、魔法か~凄いなぁ・・・楽しみだ」 ズクン! 「?」 「神様?どうしました?」 「え?あ・・・いや・・・?何だろ変な感じ」 「あ!神様の名前は?」 「あぁ・・・ルシフだよ、僕はメジャーな神様じゃないから教会には祭られて無いからね、もう会えないよ、でも異世界楽しんでね!」 可愛く言うルシフ 「うん!ありがとうね」 「チートは地上に着いたらステータスで確認してじゃ!」 すっと僕が消えた後、 「ふっあはははは!チートなんて付与するかよ!こいつは死に際に、どんな気持ちのいい悲鳴を上げてくれるかな!?」 表情が豹変するルシフだった。 悪魔神のルシフ、よその世界から魂を誘拐して、自分の世界に転移または転生させて、悲惨な運命をたどらせるのを楽しみにしているクズ神であった。
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