02;転移・森の中

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白い部屋、ルシフはご機嫌だった。 「ルンルン!さて今度の人間はステータス見てどんな風に絶望するんだろうその様をみよう・・・」 ドカーン! 白い壁が半分破壊された。 「うおっなんだ!?」 「てめぇ!人の世界の魂を勝手に召喚しやがって!」 「げっゼウス!・・・」 「今度と言う今度は許さない!返せ!」 「もう遅い、転移は終了している」 「この野郎!」 ハルトの世界の神が殴り込みに来たのだ ゼウスの拳がルシフの頬を捕らえる、ルシフは白い部屋の端まで飛んで壁に激突した。 「いたぁ・・・?え?痛い?何故?」 神なら痛みなど感じないはずだ 「お前、その手」 ゼウスが言ううので自分の手を見ると向こうが透けて見える ピッコーン 『ルシフは神の力をはく奪されました。それと同時に<世界リンデハウス>の管理者権利が消失、管理はゼウスに委譲されます』 何処からかアナウンスが鳴る 「なっ・・・なんで」 「はーはっはは!あのお方がすんなりと拉致されるわけがないか!」 「消える僕が消える」 「せっかく、世界の秩序の修正を頭下げて来てもらったのに、お前にさらわれて焦ったが、よかったまた生まれ直してくれるらしいよかった・・・」 「僕の世界・・見れない」 「・・・見たいか?じゃあ転生させてやる・・・自分の世界をいや、自分の世界だった場所を見てくるがいい、ただし、元神の君に輪廻は適応されない、この世界で死んだら無に帰る、そのことを忘れるな」 「え?転生?ちょっとまったあの世界は嫌だ」 「此処に居ても神の力を無くしたお前は消えるだけだぞ」 「え?うそっなぜ!」 「上級世界神に手を出したのはお前だ」 「馬鹿な、アイツが?でも真名を手に入れたのに何故」 「ははは!面白い事をされる」 「?」 「真名など名乗って無いよ、彼の名は((新() 春斗)!(新() 春斗)じゃないよ、日本人の漢字マジックだな」 「なっ・・・」 「同じ読みだから彼が漢字で言ったのを分らなかったろう!さて、最後の人生を楽しんでおいで」 ルシフが消えた半壊した白い部屋 「ハルト、送ったぞ好きにしろ」
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