585人が本棚に入れています
本棚に追加
白い部屋、ルシフはご機嫌だった。
「ルンルン!さて今度の人間はステータス見てどんな風に絶望するんだろうその様をみよう・・・」
ドカーン!
白い壁が半分破壊された。
「うおっなんだ!?」
「てめぇ!人の世界の魂を勝手に召喚しやがって!」
「げっゼウス!・・・」
「今度と言う今度は許さない!返せ!」
「もう遅い、転移は終了している」
「この野郎!」
ハルトの世界の神が殴り込みに来たのだ
ゼウスの拳がルシフの頬を捕らえる、ルシフは白い部屋の端まで飛んで壁に激突した。
「いたぁ・・・?え?痛い?何故?」
神なら痛みなど感じないはずだ
「お前、その手」
ゼウスが言ううので自分の手を見ると向こうが透けて見える
ピッコーン
『ルシフは神の力をはく奪されました。それと同時に<世界リンデハウス>の管理者権利が消失、管理はゼウスに委譲されます』
何処からかアナウンスが鳴る
「なっ・・・なんで」
「はーはっはは!あのお方がすんなりと拉致されるわけがないか!」
「消える僕が消える」
「せっかく、世界の秩序の修正を頭下げて来てもらったのに、お前にさらわれて焦ったが、よかったまた生まれ直してくれるらしいよかった・・・」
「僕の世界・・見れない」
「・・・見たいか?じゃあ転生させてやる・・・自分の世界をいや、自分の世界だった場所を見てくるがいい、ただし、元神の君に輪廻は適応されない、この世界で死んだら無に帰る、そのことを忘れるな」
「え?転生?ちょっとまったあの世界は嫌だ」
「此処に居ても神の力を無くしたお前は消えるだけだぞ」
「え?うそっなぜ!」
「上級世界神に手を出したのはお前だ」
「馬鹿な、アイツが?でも真名を手に入れたのに何故」
「ははは!面白い事をされる」
「?」
「真名など名乗って無いよ、彼の名は((新條 春斗)!(新条 春斗)じゃないよ、日本人の漢字マジックだな」
「なっ・・・」
「同じ読みだから彼が漢字で言ったのを分らなかったろう!さて、最後の人生を楽しんでおいで」
ルシフが消えた半壊した白い部屋
「ハルト、送ったぞ好きにしろ」
最初のコメントを投稿しよう!