最終話 しあわせ

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ある日、図書館でいつものように仕事をした帰りに携帯を見ると、知らない電話番号から着信が入っていた。 「もしもし、佐倉といいますがお電話いただいてたみたいで…。」 折り返してみると、若い女性の声が返ってきた。 『こちらこそ突然申し訳ございません。ヒマワリ出版社の田口と申します。実は以前こちらに送っていただいた作品についてなんですが……』 その後は衝撃の内容だった。 夏に書き上がった初めての小説を試しにと思い出版社に送っていたのだが、面白いと目にとまり一気に出版の話にまでなったそうだ。
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