最終話 しあわせ

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「お疲れ様です。」 こはるから出された水を一気飲みした。 「ぷはぁ~っ疲れた…」 「あはは、オンオフ激しいですね!さっきまでシャキってしてたのに。」 「そりゃー仕事だから当たり前じゃん…。もー帰りたい。だめ?」 「まだだめです。今日はあと雑誌の取材がありますから。でもそれで終わりだから頑張りましょ!」 こはるから鼓舞されもう一度仕事スイッチをオンにする。 と、さっき取材が終わったばかりの監督が部屋にまた入ってきた。 「ナツさん、急で申し訳ないんですが…次の取材がくる少しの間だけでいいんで、時間もらえないですか?1人どうしても会わせときたい人がいて…」 こはるが困った顔して私の方を見てきたが、監督からお願いされては断れない。 私は監督の依頼に応じることにした。 「でも監督、どうしても会わせたい人ってどなた…」 と、聞こうとしたそのとき、
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