混浴露天風呂から

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「でね、パパがちょっと躊躇っていると。友達が混浴には都市伝説があるって言いだしたんだよ」 「ふ~ん、どんな?」 「そこの混浴で会話がはずんだら、その女の子とお付き合いが出来るって言う都市伝説なんだけどね」 「うん、可能性はあるよね。普通に」  大人のご意見いただきました。 「パパもそう思ったんだ。都市伝説にしてはちょっとショボいけど、ショボいだけに有りかなって。普通に。  それで、彼女がいなかったパパは、それに掛けようと思ったのさ。  だって彼女のいない大学生活は寂しいでしょ。それに、友達も決してやましい気持ちでは無くて彼女が欲しいから、その都市伝説を試して見たいって言うんだよ。  だったら、友達も混浴で変な行動は取らないだろうと思ってね。  まあ、それで話はまとまり、一週間後の平日に偶然にも空きがあったから、早速行くとになったんだ。  一応、一週間あったから友達と二人で作戦も練ったんだ。  そして、練った結果、当日までをある練習をすることにしたんだ」  と、言ってから「あっヤバ、拙い!」と気付いたがもう遅い。 「なんの練習?」  やっぱり娘に、その謎の部分を突かれてしまった。  ここで父親の卑猥さを見せてしまっては、今後の親子関係に悪い影響を与えけねないだろう。 失敗をひしひしと感じながらも、ここは何とか取り繕うしかない。 「まあ、その、なんだ。女の子を厭らしい目で見て嫌われない練習ってとこかな」 「なにそれ?どうやって練習するの?」 「え~と、まあ簡単に言うと、女の子の首から下を見ないで会話をする練習ってことかな」  取り敢えず誤魔化す言葉を産み出すことには成功。  実際は、それも嘘では無いが、完全なる説明不足は否めない。  もう少し具体的に言うと、エッチ動画を観ても身体的な影響を表に出さないと言う、若者にはとても過酷な練習だ。
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