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1994年
長嶋巨人は、最終戦で中日ドラゴンズとの試合で優勝を決めた。
長嶋茂雄監督が「国民的行事」と評し世間が注目し巨人と中日はまさに死闘を演じた。
この試合は先発投手は読売ジャイアンツが槙原、中日ドラゴンズは今中慎二であった。二回を終えた時点で2-2、巨人は投手を槙原が不調と判断し、斎藤へと交代している。その後、巨人は3点を加えて6-3とリードのまま、斎藤から桑田へと投手交代した。中日の最後の打者が空振り三振に倒れ、歓喜の下で読売ジャイアンツが優勝した。
巨人はそのままの勢いで宿敵西武との日本シリーズでも4勝3敗で下し、5年ぶりの日本一に輝いている。
西本は巨人に入団テストで合格するものの、前述したとおり一試合も登板機会もなく、また引退試合もさせてもらえなかった。
この年で本当にマウンドをおり、後進の指導にまわる側に変わった。
江川卓と西本聖はそれぞれの道をいき、私の見たかった監督として率いたチームとしての戦いは想像のままである。
実際に実現したとき、お互いはどのような戦いをするのだろうか。
その楽しみはそっと私自身のこころにしまっておこう。
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