プロローグ

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プロローグ

奇妙な音は鳴り続く。静寂はとうに切り裂かれた。 しゅしゅしゅ。 「・・・ぞ」 「とま・・・ぞ」 しゅしゅしゅ。 女は闇の中振り返る。 「まだ他に誰か・・・」「この先に」「何か」「音が」 しゅしゅしゅ、しゅしゅしゅ。 女は確信した。「聞こえる、この先だわ」
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