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「みーなーみーっ!早く朝ごはんの仕度しなさいっ!」
「はい!今行きます!」
気持ちの良い朝に響く怒鳴り声……なんて不快なんだろう。
だが、そんな事は言えるわけもない。
あたしは松本みなみ。
高校1年生。
さっきのは怒鳴っていたのは母親。
そうは言っても義理の母親だから継母なんだけど…
お母さんは中1の時に病気で亡くなって、そのあとお父さんは再婚。
お父さんは私が中3の時に事故にあって…
お父さんが生きていた時は良かったの。
継母だって普通の家族のように接してくれてたから。
でも、お父さんが亡くなって、豹変してしまった。
家事とかはほぼあたしに任せっきり。
元々裕福な家庭ではあったから、使用人がいて家事を全てあたし一人でやっている訳ではない。
でも正直、シン◯レラかハリー◯ッターみたいな生活。
義理のお姉さんもいるし??
でも文句を言えば追い出される、だからこそ逆らう事ができない。
「みなみ!!早く!」
「はい!ただいま!」
今日も継母にいいなりの一日が始まった____
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