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はじまり
布団の上でごろごろと携帯をいじる
そしてそのまま1日が終わる
俺の名前は霜月仁(しもつきじん)
21歳、大学休学中の引きこもり
いつものように
携帯をいじりながらぼけーっとしていた
なんだか外が騒がしくうるさい
両親と誰かが話しているみたいだ
ばんっ
自室のドアが開いた
いきなりのことで驚き固まっていると
スーツの男が入ってきた
その男は俺を見るなり強い力で抱きしめてきた
えっ誰だこいつ
もがいて解こうとするが
力がもっと強くなって動けなくなる
無理だと思って力を抜くと離してくれた
君が仁君だね
スーツの男が優しく話しかける
君のこと探してたよ
さぁ家に帰ろう
その言葉に恐怖を感じた
俺の日常はこの日から
崩れていった…
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