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フィロガー「こちらとしても金が奪われた以上黙って見逃すことはできねぇ。きちんと落とし前はつけてもらうつもりだ。」
フィロガー、冷静な声色だが目付きが鋭くなり威圧感がでている。
ふとクロケットを見て先程の威圧感を消すフィロガー、話を変えるようにクロケットに問いかける。
フィロガー「そういえばボウズ、お前さんずいぶんと頑丈なんだな、ウチのやつらがかなり痛め付けたみたいなのによくみるとかすり傷一つできちゃいねぇ。こりゃ病院の必要もないかもしれねぇな。」
クロケット、自分の身体を見回して答える。
クロケット「あ…はい、体質的に圧力や衝撃なんかに耐性があるみたいで…痛みはあるんですが怪我は…。」
フィロガー「圧力?つまり水圧、深海なんかでも活動できるってことか?」
フィロガー、身を乗り出して確認をとる。
クロケット「そうですね…、この辺りの海溝くらいなら大丈夫かと…。」
フィロガー、更に穏和な雰囲気をだし、クロケットへ問いかける。
フィロガー「ボウズ、こんなことをお前さんに頼むのは筋違いなのは分かっているんだがどうか俺たちを助けてくれねぇか?お前さんの力が必要なんだ。」
勢いよくクロケットへ頭を下げるフィロガー、先程の謝罪よりも深く、土下座せん勢い。
突然のことにさらに慌てるクロケット、まずは事情を聞く。
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