26 引っ越しの夜

15/19
前へ
/697ページ
次へ
そうしてまた自身を優しく吸われれば、下腹部がキュッと締め付けられるような、むず痒い快感が走り抜けた。 逃げたいほど恥ずかしくてたまらないのに、蒼牙から与えられる快感に抗えない。 「くっそ・・、死ぬほど恥ずかしいんだからな・・・」 「ん、いいこ・・・大丈夫だから・・」 観念したように脚をゆっくりと開くと、小さく呟きまた後孔に舌を伸ばしてきた。 「ん、あぁっ・・・!」 何が『大丈夫』なのか、とか 『いいこ』って子供か、とか 心の中で呟くが口から出るのは高い嬌声で。 チュッ・・クチュクチュ、チュルッ 力を抜けと自身を撫でられながら、濡れた舌が後孔を解していく。 やがて淵を舐めるだけだったそれは、硬く尖らせて中にも触れてきた。 「あ、や・・・フッ、ンァッ!・・・クッ、」 女のような喘ぎが嫌で固く口を結んでみるが、鼻から抜ける吐息は我慢しようがない。 抜き差しを繰り返し唾液を使って湿らせてくる。 何度も何度も舐めては中を解そうと舌でつつく。 「ハッ、少しずつ柔らかくなってきた・・・ンッ、」 どのくらいそうしていたのか、蒼牙が嬉しそうな声で呟いた。 その声にホッと息を吐き、力を抜いた途端・・・ 「ンアァッ!」 蒼牙の長い指が奥まで差し込まれたー。
/697ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3073人が本棚に入れています
本棚に追加