あの日の記憶。

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「あの、ほんとに大丈夫ですか?」彼女は心配そうに尋ねる。俺はああ。と答えた。あまり人との会話は得意な方ではないのだ。それにしてもなかなか彼女は帰ろうとしない。ごみ捨てに来たわけでもなさそうだがどこかに行くのだろうか?少し気になったが初対面でそんなことを聞くのもあまり気が進まない。その時おれはああだかはいとか言ってそのばをそそくさと去った。」...という所までは覚えている。 俺はごみ捨てから帰るとそのまま大学へ向かった。色々やることがあり研究室に夜11時近くまでいた。おsくなってしまったと思いつつタクシーをよび家まで帰る。しばらく夜の住宅街を眺めていた。すると遠くの大通りから少し小道の道路に彼女はいた。ほんの一瞬だったがおれには見えた。...気がする。 まさかと思い、もうその道を通らないのだが注意深く次の小道も目を凝らしてみた。すると彼女はいた。確信した。背丈も顔も彼女なのだ。いや、まて。冷静に考えろ俺。さっきの道と20メートルは離れている。しかも直線ではなく住宅を挟んでいるのだ。そう考えていると3本目の小道を見るとまた彼女はいた。 4本、5本目と彼女は立っていた。いよいよ俺は怖くなってきた。だって車の速度より早く走って道でたっているなんて科学じゃ説明できない。 6本めは俺のアパートがある路地だ。「ここを曲がってください」俺は言う。いくら怖いからと言って家に帰らないわけにも行かない。俺は代金を支払い急いで二階の部屋に行く。後ろは振り返らない。 部屋に入り急いで電気をつけテレビをつける。     
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