鏡
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近頃、鏡を覗くと僕の後ろに友人が立っている。 というよりは、僕の後ろに立つ彼が見えるようになった……とでも言った方が正しいのだろうか。 しかし目を合わせようとすると彼は静かに離れていってしまう。 不確かな彼の存在に、僕の気持ちも不確かに揺らいでいるような気がした。
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