第2章:

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「いや、たまたま昨日食べなかっただけで、私食べ出すと止まらないから……。油断出来ないよ」  そう。毎日食べる訳ではないが、基本買い物の時に一気に菓子を買い、なくなるまで食べ続けてしまう癖がある。昨日はたまたま菓子がなかっただけで、また買い物に行ったらどうなることやら。  まあ、買わなければ良いんだけどね。  たまに母親が遊びに来ると、母親も大量にお菓子を買ってきてくれるから困ってしまう。そんな母は痩せすぎなのを気にするほど痩せているが。  他界した父親も太っていなかったから、遺伝的には太らない体質だと思って油断していたらこれだ。ちょっと太ったな、ちょっと太ったな、を繰り返して今の体型になってしまったのである。その時手を打っていればここまでになることはなかったかもしれないのに。 「そっかー。私毎日食べてるからなぁ。食べない日があるってのは私からしたら凄い!」  未琴ちゃんは目を輝かせながらそう言った。
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