第2章:

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「そうなのかなー。その分一気に食べてたら意味ないけどね」  私はハハハと苦笑混じりに返す。 「運動ってどんなことしてたの? 私、ジムに行きたいなーと思ってるんだけど、一緒に行かない?」  未琴ちゃんは不意に思い立ったように質問してきた。  ジムは痩せてた頃に通っていたことはあったが、金銭的に厳しい今は考え付かなかった。でも、本格的にダイエットするならそれもありかもしれない。 「ジム良いね。一人だと続かないけど、一緒に行けるなら頑張れそうだし」  私はうんうんと頷いて同意する。 「やった! んじゃ今日帰りに寄ってみない?」  未琴ちゃんは凄く嬉しそうだ。 「うん。じゃあそうしよっか。前に通ってたことあるんだけど、金額忘れちゃったからそれも知りたいし、とりあえず話だけでも聞きに行こう」  また収支を見直さないといけないけど、切り詰めればなんとかなるはず。
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