第1章:ダイエット開始

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 ライン画面を開くと、意中の相手からのおはようのスタンプ。  当初グループ上でしか付き合いのなかった彼とは、最近では個チャをするようになっていた。  私はおはようを返して早速身支度を整える。  引きこもりとは言っても生活がかかっている。ちょっとした仕事くらいはしていた。ただし最低限生活が出来るくらいのただのバイトだけど。  バイトは喫茶店でモーニングの時間だけお世話になっている。 「おはようございます」  バイト先に着いた私は、清々しい気持ちで挨拶をかわす。 「おはよう。今日はいつもより元気が良いわね。何か良いことでもあった?」  店長は挨拶もそこそこに不思議そうに私を見つめた。  まだダイエットも何もしてないけど、心境の変化が表にあらわれてるのかな? 「今日からダイエットしようと思ってるだけで、何も良いことはなかったですよ」  私はどうでも良いことまで口にしてしまう。
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