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「日曜かぁ。仕方ないわね。単車は何を買ったの?」
車や単車が好きな店長はわくわくした様子で聞いている。
「CB1100EXだよ」
田岡くんはにこにこしながら答えた。
無類の単車好きの田岡くんは単車の話題が出るだけで楽しそうである。
「大型買ったのね。高かったんじゃない?」
店長も相変わらず興味津々だ。
「色々いじってもらって……全部で100万くれえだよ。中古なのに新車買える値段だわ」
そう言って苦笑する田岡くん。
単車ってそんなにするんだ。興味はあるけど、簡単に手が出せる代物じゃないんだな。一回で良いから乗ってみたいな。
「あらあら。随分としたのね。バイト増やしたかったら言ってね」
店長はにっこり微笑む。
「あっ、それは助かります。ぜひお願いします」
田岡くんも満面の笑みで返した。
「了解」
店長がそう返したとき、再び休憩室の扉が開く。
「おはようございます」
「おはよう」
私たちと同じホールで一個下の妃未琴ちゃんとキッチンでチーフをしている大場さんだ。
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