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僕は少しだけ大人になって、気づいたことがある。理解できないことが、自分からあまりにもかけ離れたことが、そんな二人が同じ空間と時間を共有できたことが、どれだけかけ換えのないことなのか。分からない君に触れること、見つめること自体が愛すると言うことだったんだと。
今から花屋にいこうと思う。君から一番遠い花はなんだろう。君は園芸品種じゃなさそうだね。だから何を買ったって、いいんだけど。こんなことで忘れられるとも思わないけど。何か買うよ。それでこんなつまらない日記を書くのもやめにする。その花を育てることに時間を使うよ。さよなら、可愛い僕の恋人。
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