海で気付いた恋 

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「やっほ~い!」 そう叫ぶと案の定、母親から「うるさい!」注意を受けた。だってこんなに景色がいいんだから、いいじゃん!!  叫びたくもなるじゃん!! ここは海の上の船の中。私たちはただいま絶賛旅行中で、おばあちゃんの家に里帰りをしている途中。 「ほら、もうすぐ着くわよ。」 そういわれて見ると、もう港がすぐ近くにあった。 「う~ん。楽しみだな!おばあちゃん家。」 そういった瞬間、「それはよかったわ」と、懐かしい声がした。 「あ、おばあちゃん!久しぶり!」 「ひさしぶりね、みいちゃん。元気そうで何よりだわ。」 そこからは車に乗っておばあちゃんの家に移動した。」車に乗っている間に聞いた話だと、ちょうど従兄弟の兄ちゃんも来ているらしい。 さあ、めいいっぱい遊ぶぞ! おばあちゃんの家に入ると、携帯ゲームをいじっている人物が目に入る。 「こんにちは、海斗にいちゃん。」 声をかけてから一分ほど経過した後で、「ああ、美紗か、久しぶり。」と返事が来る。 「今日は何のゲーム?」と聞くと、 「久しぶりにRPGでもしてみようと思ってね、あとで一緒にやろうか。」 と誘ってくれた。 「うん! あ、でもその前に海行こ? いいよね、母さん。」 「別にいいわよ。」と許可が下りると、」私と海斗兄ちゃんは海へ向かった。 兄ちゃんは大体、私が行きたい、やりたいといったことは二つ返事で答えてくれる。今回もそうだ、本当なら人が多いところは行かないようにしているはずなのに、私が誘うと嫌な顔をせずについてきてくれる。 「よし、着いた。ちょっと先に遊んでくるね!」 と言って、私は駆け出す。 「俺はそこらへんでゲームしてるから。」 と、兄ちゃんは少し移動した。
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