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暗く、真っ黒な所に僕は居た。
水中に居るような錯覚を受ける。
嗚呼、眠い。
さっさと出られないかなぁ?
そう思った瞬間、僕は微かな光に引っ張られ、念願の外へ出てきた─────
「オギャァァァ!!!(よっしゃ!外だ!!)」
バンッッ
勢い良く扉を開けて入ってきたのは、黒髪でピジョンブラットルビー色の目の、20代前半くらいのクール系イケメンだった。イケメンオーラがパネェ。
「どうだった?!璃華(リカ)と子供は無事か?!」
「私もこの子も無事よ。見て?瑠唯(ルイ)、元気な女の子よ」
そう言い、僕を覗きこんだのは、白銀色の髪でタンザナイト色の目の、此方も20代前半の綺麗系美女だった。雰囲気がホワホワしてるよ。和む
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