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「 無茶言わないで下さいよ 」  宅配屋さんは泣きそうな顔をする。  ボン ユウリが棺桶を蹴っ飛ばすと鈍い音がした。中に柔らかい物が入ってる音だ。 「 まあいいや じゃあ上まで上げてくれる そしたら受け取ってあげる 」 「 えェェェッ わかりましたよ やりゃいいんでしょ 」  ぶつくさ言いながら棺桶を1つづつ2人で抱え上げる。 「 別に乱暴に扱って構わないよ 出来れば階段の上から落っことしてくれ 」  そんな事を言いながらユウリは事態を静観していたユキと月夜に近寄る。 「 悪い 野暮用みたいだ 今日はもう閉店するから2人ともおつかれさま 」 「 わかりました おつかれさまです 」 「 …… 」  素直に受け答える月夜とは対象的にユキは不満顔だ。  宅配屋さんが棺桶をえっちらおっちら運び上げる間に月夜とユキは閉店の業務をする。このセブンスマートは24時間営業ではないのだ、基本6~0時の営業なのだが客足と店長の都合で早く閉めたり休んだりする、一般的なコンビニと言うよりは個人商店なのだ。  月夜がレジの精算をしてる間にユキが店長を月夜から見えない所に引っ張る。 「 どうゆうこと 今までは言いつけは守ってきたけどもう限界よ 」     
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