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「 当時俺の調べではお前は空のテロには全く関与してない 反対に空を引き止めようとしていたフシがある だがお前の経歴は真っ黒だ 戸籍を弄っている 表側の人間じゃないことくらいわかる 」
「 そんで 」
「 これは脅迫だ 協力しろ じゃなきゃすっぱ抜くぞ 表側で生きられなくしてやる 」
「 もし僕があんたらを殺す選択をしたら 」
「 そんなことはさせません 」
椅子に座っていた女性が立ち上がりフードを外した。そこには青い髪の少女が現れる、彼女の瞳には桜の花びらが舞っていた。
「 ロボットっ マジなの 」
「 ユウリ ロボット工学の道ノ端教授の事件は知ってんだろ 」
道ノ端教授はこの国のロボット工学の権威であり異端児でもあった。昨年 自宅で脳が抜き取られた状態の惨殺体で発見され ショッキングな事件として世を騒がせた。犯人は未だ捕まってない。
「 はいはい 脳ミソ盗られたやつ って もしかして道ノ端教授の 」
「 そうだ こいつは教授が死ぬ前に作ったロボットだ 」
「 サクラと言います ユウリさん よろしくお願いします 」
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