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鎌丁がロボットだと説明したサクラと名乗る少女は身長150㎝ほどの小柄でスリムなしなやかな身体をしている、髪の毛の部分は青く1㎝くらいの幅の短冊状の物から形作られており肩に届くくらいのミディアムロングだ。顔は動かなければ白いマネキン人形のように見えなくもないが長いまつげで瞬きしたり唇が微かに動くと、たちまち人間らしい表情を生み出す。ロボットとゆうより、人がロボットっぽく振る舞っているように見える。特徴的なのはその瞳だった、黒目の中にピンク色の桜の花びら状の光点が5つありそれがゆっくりと回転しているのだ。
「 サクラちゃんかいい名前だ で僕に何をしろと そりゃ裏の世界には少しは顔きくけど あんまし役に立てるとも思えないんだけど 正直 その辺のヤクザのが使い勝手良さそうだと思うよ 僕は何の組織にも属して無いからね 」
「 そっちのがいいんだよ ちょい厄介な奴らに追われてる 」
「 手伝わせるんならちゃんと教えてつかあさいよ どうせ拒否権ないんでしょ 」
「 道ノ端教授の件だ 教授はサクラ開発の過程で海外の組織と核物質の取り引きを行なっていた その内容まではわからん 俺はその件に首を突っ込み過ぎて奴らに狙われてる ギリギリの所をサクラに助けられたんだ サクラは教授の脳を取り返そうとしている それで手を組んだ このままじゃ俺は確実に始末されるからな 」
「 国に保護してもらったら こんだけ高性能なロボットなら国は手放しで味方してくれるでしょ 」
「 そうもいかん サクラの動力源は原子力だ 体内に小型炉心を持っている この技術は例え国だろうと迂闊には渡せんのだ そして奴らもどうやらサクラのことに感づいた 血眼で俺たちを追っている 」
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