花と共に散る

しかし、戦闘用ドローン開発者のユーリは自分の親の敵がジークであると誤解し、襲撃する。そしてジークはユーリとキョウコの幼なじみであるリュウが姉弟の関係であることを知って衝撃を受ける。ジークは仲間たちの前から姿を消してしまうがそれを追ってきたユーリと対決し、誤解を解く。ジークとユーリ、そして仲間たちは協力してシバの企みを阻止し、国を平和に導いた。すべてが解決したことがわかったジークは仲間に別れを告げ、ついに自由を手にする。

〈登場人物〉

　　・ジーク（２５）
　　　　男性。本作の主人公。戦死したはずがシバによって冷凍保存されていた元兵士。長い間眠らされていたため、時代の変化による世界の急変への戸惑いと戦時中に起こったある出来事がきっかけで心に傷を負っている。キョウコが開発した仮面の変身装置を使って自身を守ると同時に人々をあらゆる危機から救う。元々、身体能力がとても高いことから変身しても身体への負担が少ない。

・シバ（４２）
　　男性。過激な保守派の政治家。表向きは国民を他国の侵略から守るという意思を掲げているが、裏では最強の兵士を造るために人体実験を行っている。国の軍事力を上げるためにはいかなる非人道的な手段も辞さない。

・ユーリ（２４）
　　女性。若くして戦争用のドローンの開発者兼ドローンの製造会社の社長となった。戦死した家族を持つことから人間を戦争に巻き込まないためにドローンを開発した。

・キョウコ（１６）
　　実験場から逃げ出してきたジークをかくまう少女。困っている人を見逃せない性格。科学者を目指す。ジークの変身用の仮面を造る。

・リュウ（１９）