|Help《助け》

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そこには、軍服を着た高身長の男女がいた。 「君、よく逃げ切った、あとは俺達の仕事だ」 「お嬢ちゃんは外で待っていてね」 「ハ、ハイ」 あれ? あの人達、 特殊部隊じゃね? 普通は警官が来るであろうただの事件に、何故特殊部隊がいるのだ。 そして私は、気が付いた。 最近ニュースでやっている 「契約者達の暴走……」 契約者は普通、犯罪等の行為をするため異能を使おうとするとその時だけ都合よく異能が発揮せず、強制的に契約破棄になる。 しかし、犯罪等を犯す時に発動したり、人間側の契約者が精神が不安定となり連続殺人事件が勃発していると昨日のニュースで観た。 その時、結成したのがSAT‐CRP部隊通称SCである。 「お嬢ちゃ~ん、一件落着したよ~」 「君、いい判断の持ち主だな」 私はどうしていいか分からず、とにかく頷いた。 「お嬢ちゃんアリバイ聞くからついてきてもらうよ」 (ヤバイ、すんごいめんどくさそー)
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