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「安井 英正は、牢屋に入店で…えっとこれで終わりかな」
当時のアリバイを聞いてきているのは、さっき私を助けてくれた。
180㎝はありそうな清楚系な男の人、重富優紀さんと、
軽い口調の自称女子高生、畑山露花さんだ、
「なあ、お嬢ちゃんの名前とか個人情報を聞いてもいい?」
私は、私について全て述べた。
「ふむ、心彩か可愛い名前だね」
「一人暮らしなのか?」
特殊部隊の二人は、顔を合わせニヤッと笑いました。
「丁度いい」「丁度いい」
「なんか問題があるんですか?」
「えっとねー、狂乱した契約者に襲われた人は高確率でまた襲われるんだよ」
「それでだな、お前を我が部隊に……」
「What?」
「それがだなー、心彩ちゃんのお父さんからそういわれているのだ」
私のお父さんはアメリカに将校としていってるお母さんもアメリカで専業主婦。
そして私は一人っ子なので、一人なのだ、そう一人。
「な、何故?」
「一人暮らしが心配だからだそうだ」
奇妙奇天烈破天荒のお父さんだから納得でき……
「で、何故部隊に?」
「人数が一人足りないからだよー」
「たったそれだけですか?」
「うん」「うん」
「入んないとダメですか?」
「うん」「うん」
「何故?」
「人数が一人足りないから」「人数が一人足りないから」
「それだけの理由で?」
「うん」「うん」
「あと週末に基礎知識も学んでもらうよ」
「何故?」
「特殊部隊だから」「特殊部隊だから」
「何故、よりによって私に?」
「強いから」「強いから」
「どこが?」
「心が」「心が」
「何故?」
このような繰り返しを25分間続けて私は、今日から特殊部隊になりました。
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