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第三章 Halte die Fahne hoch!(1)
将領[訳者注:ギルベルト・フォン・ローゼンベルクのこと]
が熱烈な反総統の旗手であったと現在すっかり信ぜられているところでありますが、それは誤りと断言出来ます。
(中略)
軍管州の『国衆』達は元来、国法の擁護者であり体制への反逆を快しとはしません。
ヴィッテンベルク事件への対処を思い返していただければ納得いただけるでしょうが『国衆』達は内心はどうあれ義務に忠実に振る舞う〝民族〟なのです。
ただし、その権利と自由を侵されぬ限りは。
『講義録 現代の社会思想と君主制国家の未来』
フランソワ・オルセイ著
フランツ・ザックス訳(1855年ヒンデンブルク書房刊)より
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