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「あの……トーマ様…?不安でしたら私もご一緒に行きますから落ち着いてください」
「あたしもいくー!」
「マリア様はお部屋で待つようにと旦那様より…」
「えー?ダメー?」
「申し訳ありません…」
まぁもし万が一にも魔力の制御不能による暴走でも起こったら危ないしね。
不満顔を隠さないマリ姉に、メイドさんがあたふたしているので助け船を出すことに。
「ごめんねマリ姉さん、このおっぱいは一人用なんだ」
「「???」」
「ぱいって事さ…」
はい、意味がわからないって顔しないで、僕にも何言ってるのかわからないんだから。
「で、イリス?そろそろ行かないと父さんに怒られそうだし行こう?」
「あ、そうですね!……このままですかぁ?」
「いやさすがに歩くよ、ごめんね」
「いえいえ、トーマ様も不安だったんですよね…手を繋いでいきましょう」
と、美人なメイドさん…イリスのおっぱいに祈りと感謝の言葉を捧げつつも名残惜しいけど離れて、イリスと共に父さんの待つ部屋へと向かっていった。
「トーマ!がんばってねー!」
後ろからマリ姉の声援が聞こえる。
ん、マリ姉の声援も貰ったし頑張ろうかな。
ただの魔力測定なんだけどね。
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