神様のおっぱい

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目の前の偽愛菜さん曰く。 ・本来4トンダンプに引かれるのは日高愛菜と月守冬真のはずだった ・だが何故か僕が日高愛菜を助けるために"動けて"しまい、結果僕だけが轢かれて死亡した ・愛菜はどっちみち生きる、僕は何故か無駄死に、アホなの? 要約するとこういう感じらしい、理不尽過ぎて笑えない。 「あの4トンなんなんすか」 「居眠り運転でアクセル踏みっぱなしだったみたいだね」 「傍迷惑な……ん?二人で轢かれた場合って死ぬんじゃなかったん?死亡するはずだったとは言わなかったけど」 「奇跡的に助かる予定ではあったよ、大怪我を負うけどね」 「どっちが?僕が?両方?」 「君もそうだけど彼女の方が重症だね、両足は複雑骨折で左腕も潰れて内臓も 「あーいいっすわあざっす」 「そうかい?」 「今現在あいつの状態はどうなんすか」 「無傷…ではないか擦り傷もあるし、だけど軽症ですんでいるよ」 あーよかった、あんだけ頑張って重症ですとか泣きたくなるしな……まぁ僕は死んだけど。 とりあえずよかった事にしよう、後遺症もないだろうし。 「それで君なんだけど」 「おっぱい」 「…本来死ぬはずではなかった君が死ぬことで色々と不味いことになるから、君を地球とは違う世界に転生させたいんだけど良いかな?」 「おっぱい?」 「………一応そこは地球とは違って危険が多い世界だから、色々とサービスしようと思ったけど止めようか?」 「いやぁ!!凄い分かりやすく説明していただいて大変素晴らしくおっぱ…失礼、思いました!!サービスしてくださいお願いします!!」 厚い手のひら返しの上、土下座もしてますよ。 そりゃね?転生してすぐ死にたくないもの当たり前っすよ。 プライド?世界のどこかにあるんじゃないかな?しらんけど。
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