鬼神の末裔

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鬼神の末裔

その昔、鬼と神の内に二柱の鬼神が生まれた。 やがて片方は鬼を娶り、片方は神を娶った。 その子らは人の世に交じり、鬼の力の大きな者は鬼頭(きとう)、神の力の大きな者は神栖(かみす)と名乗った。 そののち、鬼神の力を示す者が現れ、神代(かみしろ)の名を与えられた。 三家は、神代を長として、今も、長く、続いていた。
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