0人が本棚に入れています
本棚に追加
「真島さんは?」
イケメン真島さんとこれまで接点はなかった。
「真島さんはね、エレベータで、いい匂いがして思わず寄り添っちゃったの。それから仲良くなって食事も行ったわよ」
花は得意そうに言う。
「えぇ! なんてことを」
「積極的に甘えたらいいのよ。彼、またデートしましょうって。よろしくね」
頭がぐらぐらした。遠くから見つめるだけだった相手と、そんな展開になっているなんて。
「私あの人となら同居してもいいわよ」
花は、うにゃう、と鳴いて、にんまり笑った。
「同居なんて話が急すぎる。それより、また私と住んでくれるの?」
「もう入れ替わらないけど、住むのはいいわよ。真島さんも早く家に呼んでね」
最初のコメントを投稿しよう!