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「真島さんは?」  イケメン真島さんとこれまで接点はなかった。 「真島さんはね、エレベータで、いい匂いがして思わず寄り添っちゃったの。それから仲良くなって食事も行ったわよ」  花は得意そうに言う。 「えぇ! なんてことを」 「積極的に甘えたらいいのよ。彼、またデートしましょうって。よろしくね」  頭がぐらぐらした。遠くから見つめるだけだった相手と、そんな展開になっているなんて。 「私あの人となら同居してもいいわよ」  花は、うにゃう、と鳴いて、にんまり笑った。 「同居なんて話が急すぎる。それより、また私と住んでくれるの?」 「もう入れ替わらないけど、住むのはいいわよ。真島さんも早く家に呼んでね」
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