殺しの案件暫定一位

殺し屋

俺はここ１０年、人殺しを生業として飯を食っている。

これまで３３人の人間をこの世から葬り去ってきた。が、俺はそこいらのサイコパスじゃないぞ。あくまでも生業としての殺し屋なんだ。

客は色々だが、俺が仕事を請ける条件はなかなか厳しい。最低条件は、依頼の動機が必ず俺の同情を買うものでなければならない。誰でも彼でも殺すわけじゃないぞ。

依頼人が、ターゲットとなる奴から受けた、苦痛の度合いが重要なポイントとなる。

俺は人を殺しながらも正義感の塊なのさ。こんな危ない仕事をしているのは、あまりにも桁外れの正義感のせいなのかもしれない。

「殺しを楽しんでるんじゃないのか？」なんて指摘は止めてくれ。俺にはサイコパスと一線を画すプライドがあるんだ。